そろそろ毎年のあの話。今やる実務を整理
5月は、
本番前に実務の準備に時間を使える貴重な時期です。
6月に入ると、算定基礎、住民税、年度更新と、
判断と作業が一気に重なります。
そうなる前に、
今のうちに手を動かしておきたい実務を整理します。
年度更新:まずは1年分の賃金と人の動きを整理する
年度更新に向けて、この時期にやっておきたいのは
「正確な計算」ではありません。
まずは、1年分のデータを安心して使える状態にすることです。
- 1年分の賃金データはそろっているか
- 社員・アルバイトを含めた全従業員の登録状況に漏れはないか
- 雇用保険の対象・非対象の区分にズレはないか
- 入社・退職の反映漏れが出ていないか
- 兼務役員の扱いが正しく設定されているか
給与計算ソフトに記録がある=安心、ではありません。
- 給与ではない金額が紛れていないか
- 区分や設定が前年のままになっていないか
5月のうちに一度データを出して確認しておくと、
6月以降の修正が最小限で済みます。
算定基礎届:4・5・6・7月の「人の動き」をまとめて見る
算定基礎で重要になるのは、
4月〜7月の人の動きと賃金の変化です。
この時期、特に確認しておきたいのは次の点です。
- 3月に通勤交通費を見直した人がいるか
- 金額が上下している人は誰か
- 変更はいつから反映されているか
これらを踏まえて、
- 算定の対象になるのか
- 月額変更(随時改定)になるのか
を後で判断できるよう、
材料をそろえておくのが5月の役割です。
5月・6月入社、育休復帰者の扱いを整理する
この時期に忘れず確認しておきたいのが、
- 5月・6月入社の人
- 4月・5月に育休から復帰した人
こうした人たちは、
算定基礎や月変の判断で迷いやすいポイントです。
今のうちに、
- 入社日・復帰日
- 初回給与の支払時期
- 復帰後の賃金額
これらが一覧で見える状態になっているかを確認します。
判断を今出す必要はありません。
ただ、まとめて把握できているかどうかで、
6月の作業効率が大きく変わります。
住民税特別徴収:登録準備は済んでいる?
6月からの住民税特別徴収に向けて、
- 決定通知の受け取り状況
- 金額の確認
- 給与計算ソフトへの登録準備
これらも、5月に着手できます。
直前にまとめてやるより、
今のうちに一度動かしておく方が確実です。
健康診断:毎年やっているからこそ要確認
健康診断の案内や通知も、
この時期から動き始めます。
- 今年の実施方法
- 対象者
- 未受診になりそうな人
毎年のことだからこそ、
「いつも通り」の前提で抜けが出やすい部分です。
5月は「判断の準備」を進める月
5月にやるべきことは、
すべてを決めることではありません。
- データを出す
- 人の動きを整理する
- 迷いそうなポイントを洗い出す
この準備ができていれば、
6月からの実務は確実に楽になります。
今はもう、
動き始めていい時期です。
5月26日(火)「メンタル不調の相談が出たとき、人事労務が整理している仕事」
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