本当にあった、ちょっと気になる給与の話
これまで、6月は
- 就業規則の勘違い
- 固定残業代の運用
- 給与明細の見方
- 残業時間の考え方
について書いてきました。
今回は少し視点を変えて、
実際によく見かける「ちょっと気になる状態」をまとめてみます。
社会保険料が、毎月なんとなく変わっている
給与明細を見ていると、
「あれ、今月また少し違う?」
理由がわかっていれば問題ありませんが、
変わっている理由が説明できない状態は少し気になります。
そして毎月変わるものでもありません。
雇用保険料率、いつのものか分からない
毎年変わることのある雇用保険料率。
気がつくと、
- 変更のタイミングが曖昧
- いつの率を使っているか分からない
という状態になっていることもあります。
謎の控除項目
給与明細にある“調整”や“その他”といった項目。
- 何を意味しているのか
- どういう計算で出ているのか
説明しようとすると、少し詰まる。
これもよくある状態です。
もしかして…最低賃金を割っていないか?
- 手当込みで見ている
- 時間の数え方が曖昧
- 控除前後の感覚で判断している
こうしたズレが重なると、
知らないうちに最低賃金を下回っている
ケースも実務では見かけます。
店頭の求人を見て、少し気になることもある
実際に、
最低賃金を下回る金額で
そのまま掲示されている求人
を見かけることもあります。
もちろん意図しているとは限りませんが、
前提が整理されていないまま出てしまっている可能性はあります。
共通しているのは「なんとなく合っている状態」
ここまで挙げたものは、それぞれ別の話に見えます。
でも共通しているのは、
なんとなく大丈夫そうだから、そのままにしている
という状態です。
問題は「知らないまま続くこと」
こうしたズレは、
- 悪意があるわけでも
- 故意に間違えているわけでもありません
ほとんどが、
「こういうものだと思っていた」
「特に問題が起きていない」
という中で、そのまま続いています。
だからこそ、
気づきにくいまま積み重なっていくのが特徴です。
大きく変える前に、まずは「疑ってみる」
いきなりすべてを整える必要はありません。
ただ、
「本当にこれで合っているか?」
と、一度立ち止まって見てみること。
それだけで、見えるものが変わってきます。
どこから確認すればいいか迷ったときは
細かく確認していくときりがない、という場合は、
一度全体をざっくり見てみるのもひとつの方法です。
簡単なチェックとして、こちらにまとめています。
👉 https://reosr.jp/risk-check/
「少し気になる」という段階で、
軽く確認してみるだけでも十分です。
さいごに
大きな問題は、突然起きることもありますが、
多くの場合は、
小さなズレが、そのまま続いている
ところから始まります。
だからこそ、
わからないままにしないこと。
それが一番の予防になるのかもしれません。
7月7日(火)「「いい人いないかな」と思ったときに考えたいこと」
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